パーシャル

某共済センターの会報誌を会社でもらった。これには旅行案内が載っていてここを通して予約すると会員価格で安く利用できる。有給を取れない雰囲気なので実際旅行することは無いが眺めるのは楽しい。
今回目に付いたのは「クリスタルハーモニーで航く太平洋横断と早春のバンクーバークルーズ」11泊13日。クリスタルハーモニーは船の名前のようだ。
グレードは5段階に分かれている。インサイド・ステートルーム40万円、デラックス・パーシャルオーシャンビュー45万円、デラックス・オーシャンビュー47万円、デラックスステート・ルーム53万円、ペントハウス69万円。さすがに船の旅は高い。
良い部屋になっていくごとに高くなるようだ。インサイドは外が見えない部屋でオーシャンビューは海が見える部屋というのがわかる。このパーシャルオーシャンビューは二つの間だから海がチラッと見えるんだろう。
つーかパーシャルってどんな意味だっけ。どう考えても「チラッと」ではないだろう。思い浮かぶのは「時代はパーシャル」という冷蔵庫のCM。パーシャル冷凍室はガチガチにはならずシャーベット位までしか凍らないんだったと思う。だとしたらなんと英訳したらいいんだろう。余計わからなくなってしまった。もう一つ思い出すのは「パーシャルデント」という入れ歯をなんとかするCM。入れ歯を固定するんだったか洗浄するんだったかが思い出せない。これではダメだ。
あきらめて辞書で調べると、「パーツ・parts」=「部品・部分」の形容詞「partial」=「部分的な」だった。パーシャルオーシャンビューは部分的に海が見える部屋。パーシャル冷凍は部分的な冷凍。パーシャルデントは部分入れ歯をナントカするんだろう。
英語が得意な人にはなんてことない単語なんだろうパーシャル。しかし、世界がちょっと広がった気がする。かといって英会話教室に通おうとは思わないが。