石鹸臭のフリスク

かばんにずっと入れっぱなしだった賞味期限切れの古いフリスクを食べたら辛くなくなっていた。清涼感の欠片もない小粒なラムネに。しかもほのかに石鹸の香り付き。
香りの元はホテルの洗面所に置いてある小さい石鹸だ。朝、顔を洗うとき石鹸は使わない。水オンリー。しかし、貧乏性なのでせっかくあるのに使わないのも勿体ないなぁと思っていつも持ち帰っている。かといって家でも石鹸は使わないので小さい石鹸が増えていく。そこで消臭剤代わりに持ち歩くカバンに入れている。カバンにいい匂いがしているのかどうか普段はわからない。石鹸は忘れた頃に自分の存在を主張してくる。カバンに入れっぱなしのティッシュで鼻をかんだとき。コンビニの店員が割り箸を入れ忘れて、カバンにいつも入れている予備の割り箸を使ったとき。香り付きティッシュはそれほど不快ではないが、口に入るものが石鹸臭なのはかなり違和感がある。石鹸を持ち歩くメリットがないんじゃないかと思う今日この頃。